
グラフィックデザイン入門コース 修了
会社員
渡部 聖菜さん
~デザイン系の業務が受講のきっかけ~
勤務先では事務系のお仕事を主に担当していましたが、学生時代にデザインに興味があったことがたまたま伝わって以降は、広報用チラシの内部制作や外部発注も少しずつ任せていただくようになったんです。
その業務のためにIllustratorを使いはじめたのですが、初めて触るソフトなのでツールの使い方もよくわからず、時間ばかりかかってきちんとした作業ができませんでした。ちょっとした修正にもすごく時間がかかって。
~適度にライトな内容が希望とピッタリだった~
周りに詳しい人もいないのでHow to本を参考に試行錯誤しましたが、ツールが理解できなければ無理だと感じ、なら期間を決めて勉強してもいいかなと思ったんです。それで通学先を探し始めました。“ちょっとした修正や微調整ができて”“大きくコストをかけないレベルのチラシなら自作できる”ぐらいのレベルまでいければ良かったので、期間が長過ぎずあまりガッツリとではない初心者向けのコース前提で。
その意味で、この入門コースは希望にジャストフィットでしたね。
~授業ではいろいろな体験を~
Macを使うのも初めてで電源の入れ方も知らなかったので、そわそわしながら「どうやって使うんだろう」って最初は思いましたが、そこを含めきちんと教えてくださったので安心しました。
改めてきちんと教わるとIllustratorは自由度が高い分、大変でしたね。パスでの描画とかハンドル(曲線の長さなどを調節するライン)での均一化とか結構苦戦しました。それでも結構時間を割いて教えてもらえたのでなんとか理解できましたけれど。
Photoshopは切り抜きが難しかったです、必要な部分が逆に抜けちゃうとか。
制作課題の中のチラシ(フライヤー)と雑誌広告はデザイン自体も自分で考えましたが、その大変さがわかりました。どこに何を置くかがとても大事だと思いました。同じ写真や情報を使っても配置ひとつで完成度が違って。文字の方向も「とにかく横書き」という固定概念みたいなものがあったんですが、先生から「ここ“縦書き”ではどう?」ってアドバイスをいただいて、直したら確かにその方が良かったとか新しい発見もありましたね。
仕事でデザイナーさんに発注するときはここをああしてほしい、とかこうしてください、とか希望をあれこれ言いましたけれど、これは大変なことをお願いしていたな、無理難題言ってたな、って思いました。
それで最近は依頼するときのトーンも少し変わりました(笑)「これはちょっとできますかね」ぐらいに。
~スキルの底上げにも繋がって~
あと、トンボ(印刷所への入稿データに必須/紙を裁断する目印のライン)が付けられるようになったのがすごい進歩だなと感じました。以前は「どうすれば入稿データってできるんだろう」って感じで作業していましたから。入稿データがそのまま印刷されるネットの印刷業者さんに頼むときは「大丈夫かな、大丈夫だな」ってデータ確認にはとても気を遣いますが、それでも入稿できるようになったのは良かったと思います。
時間をかけず効率的に作業できるようになりたかったですが、そこはかなり解消されたと思います。受講前に比べ「あ、やっちゃったかも(汗)」ってことはかなり減ってきましたし。データの保存をきちんと行うとか、細かい点も身体に馴染んできて作業全体がかなりスムーズになったという感じですね。
~仕事の場で早速活かせてます!~
職場で「これなら自分でも作れるかも」っていうようなチラシの制作依頼がきたら「あ、これ教わった方法で作ってみよう」とか、学習内容が仕事と直接シンクロするタイミングで活かせたのはラッキーでした。
自分にはできないなっていう案件はいさぎよく(笑)、デザイナーさんに発注して。これくらいのクオリティのものはデザイナーさんに頼むべきだな、とかこれぐらいなら内製で(自分が)やっちゃったほうが早いな、とか客観的に判断できるようになりました。
それと受講してから作るものに統一感が出てきたと言うか、イメージが図案に落としこめたかなと感じるようなことはありますね。
「わからない」「できない」ことによるストレスって結構あると思うんですが、ソフトを使えるようになると作業が楽になりストレスも減りましたね。本当に良かったと思います。
ともあれ職場の方々には受講中にも配慮していただいたので、「やったぞ」っていうのは証明したいと思います(笑)。なにか依頼あれば「すぐやります」って。