
イラストレーション1年コース 修了
Mizuki the City さん
作風は性格が反映?
建物が立ち並ぶ都会の風景が、自分の作品のベースにありますね。極細のペンを使った、全てが手描きです。ビルの窓や柱の木目、生い茂る葉っぱまで描くのは確かに結構な手間です。これはもう性格的なものですかね、こういった細かいタイプの絵しか描けないんですよ(笑)。
人との繋がりがオーダー
受注のきっかけに
今はアルバイトと併行して創作をしています。イベントなどにも出展して、人との繋がりができました。銀座にあるギャラリーの方が声を掛けてくださって、ここ2年ほど毎年個展を開かせていただいたりとか。最新作は自分の作品をとても気に入ってくれた方から、直々にオーダーをいただいて描きあげたものです。
イラストでの収入はそういったオーダーの受注や、原画やポストカードの販売がメインですね。他にもファブリックアートという壁掛けグッズの図案用にイラストを描いたこともあります。
創作のスタイル
描くのは午後9時から午前2時ごろまでが一番多いかな。興が乗ったときは、一晩中描き続けたりもしますよ。 思いついたことを、そのままテーマにすることも多いですね。最新作では「ニューヨークのど真ん中にサグラダ・ファミリア(バルセロナにあるA・ガウディ作の教会。2026年完成予定)があったら」という着想を表現してみました。
マンガとイラストで迷ったときも
中学のころまでは、どちらかと言うとマンガ家志望で、イラストと併行してマンガも描いてました。でも高校生のとき、ひとつの作品完成までにえらく時間かかるということを改めて認識し、→同人にしようか→いやいや、1枚イラストでもイケるか?--という脳内での模索などを経て、結果イラストへ舵を切ったんです。
授業の課題では黒歴史(笑)的な思い出も
授業ではいろいろな課題が出ましたね。

着彩された作品。ご本人は忸怩たる思いがあるらしい・・・
自由テーマではすでに、今の作風で描いていましたよ。課題だから、
いつもはモノクロなのに、色まで着けましたが、いやぁ・・・。正直、
黒歴史にしたい(笑)と思いました。いまだに着彩の作品は、授業で
描いたものだけですよ。
パソコンも授業では学びましたが、自分は完全にアナログ向きなので。
でも名刺づくりなどの際に、そこで得た技術が役立ってますよ。
モチベーションも上向きに
学んだことの中では斜線や濁点を使って、モノクロで濃淡を表現する
技術が特に役立ちました。技術面だけでなく、大勢と共に学ぶことで
モチベーションも上がりましたね。キャリアコース受講ならではの、
メリットだと思いますよ。
先日も修了生同士のグループ展に出展するなど、修了後も繋がりは
継続しています。